学舎について

学舎(まなびや) は、中学受験、高校受験、大学受験の「一人ひとりに合わせた」進学指導を行っています。授業は少人数制で生徒それぞれの個性・学力に合わせた指導をしています。現状の学力について困ったり、不満足であったりするお子様達が笑顔になることがスタッフ一同の念願です。

中国の歴史書『史記』の中に、「桃李（とうり）は物言わずして、下に自ずから蹊（みち）を成す」（李将軍列伝）という一文があり、日本でも李将軍のような立派な人物が育ってほしいという親の願いがありました。成蹊大学という名称は、「蹊（みち）を成す」という熟語から採られているものですね。

バター味のことを醍醐味（だいごみ）と言っていた頃には、桃や李（すもも）は大変に美味しい果物であり、現代のメロンやマンゴーに相当するでしょう。その桃の木や李（すもも）の木が美味しい実を房々と成らせている所には、誰も何も言わなくても人々が群れを為して集まって来たというのにはなるほどと思わせる事情があります。

それに対して現代の入試面接や就職面接ではいかに自己アピールするかが大変に重要なので、予備校でも学舎でもその面接試験対策をしっかりとおこなっています。知人の人事部長がわたしに話して聴かせるには、「最近の若い人達は、とてもテキパキと返事して自己アピールもしっかりしているのでまことに感心する。むしろ寒心すると言ったほうが良いかもしれない。」とのことです。最後の言葉が気に懸かったので、「えっ、どうして？」とたずねてみると、「だってそうでしょ。みかけだけつくろって、それで仕事ができるという保証がありますか。職業人として人生をこなしていくためのしたごしらえをどれだけできたか見せてほしいというのが本音ですよ。」とのことでした。

なるほどと思わせる面もあります。たしかに第一印象は重要ですが、そのことよりも、どれだけの鍛錬と修養を積んでいるかということのほうが、本人にとってもまわりの者にとってもはるかに重要で意義深いものです。学習においても上達するするためには訓練することが必須です。ときにはつらいものですが、やって損ということはまったくありません。うまくいくようになれば、楽しくて仕方がないものです。学舎でもそのような授業になるよう皆様の助言に耳を傾けながら、日々努めています。

受験についてこのことを実現するにはどうしたら良いでしょうか? 当人の意欲こそが最も大切ですが、実際には周りの人たちの目には見えないかもしれない支援の大小が相当に影響します。

学舎は単に必要な知識を教え込むだけでなく、当人の意欲を導き出し、それを培う配慮を的確に実行しています。したがって、正規の授業時間以外の時間帯の無料補習でも、「解けない問題」を本人が解けるように助言を与えるようにしています。他塾でよくあるような、宿題漬けにして家庭に任せきりといった指導法は取っておりません。スタッフ一同、お子様・受験生の皆さまの目標達成に向けて渾身の努力を払ってまいりますので、よろしくご支援を賜りますようお願い申し上げます。